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訪問連だよりvol.23 病気の時考えることみんなおんなじの巻

日々の業務お疲れ様です!

世の中すっかり花粉めいております。皆さまいかがお過ごしですか。

生活必需品が枯渇するという噂がデマだった、というニュースが町を騒がせています。

…もしも目の前に悪魔が現れて

「デマを一つだけ流行させて許される権利」

をくれたなら

"訪問介護員になると免疫力が高まり病気にならない"説

を流布して初任者研修に人を殺到させる誘惑に勝てるかしら…。

…いやいや嘘は駄目! 悪魔よ去れ! はたらく人は来て!

今日もうがい手洗いマスク雑談してまいります!

私事ですが、つい先日のこと。

娘(絶賛休校中)からこんな話が出ました。

「ママ。コロナ流行ってるからアマビエが人気になってるよ」

なん…ですって…?

アマビエ。

それは妖怪。物の怪の類でございます。

江戸時代の熊本県(肥後国と呼ばれていました)に現れたとされています。 当時の瓦版の記事が残っているので後世にちょっと名を残したのですね。

〇妖怪アマビエを紹介した当時の瓦版(画像はパブリックドメインより)

〇「実在したとしても絶対こんなルックスじゃない」と確信させる挿絵のゆるさ(画像はパブリックドメインより)

〇『コジコジ』(さくらももこ・著)の次郎くんに似ている(画像はパブリックドメインより)

しつこくてすみません。この画像大好き…

瓦版の記事によると、アマビエは海中より現れ

「疫病が流行ることがあれば私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」

と告げ海に還っていったとのことです。

この伝承を踏まえて令和二年、「新型肺炎鎮静祈願」という名目のユーモアとして、

SNS上でアマビエ掲載小ブームが来た…という流れだったようです。

(2007年のアニメ版『ゲゲゲの鬼太郎』でアマビエが取り上げられたことも

知名度を得た一因でしょう。アニメ出演を果たしたアマビエは

原典の特徴をふまえつつぬいぐるみにできそうな可愛いデザインになってました)

科学の生まれる前の世界では、病気は悪い物の怪のような存在がもたらす厄災で、

神仏や善玉妖怪(?)に祓ってもらうべきものだったのです。

現代の疾病を彼らに何とかしてもらおうとは思いませんが、

昔の人が描いた空想上のモノたちを見ると

「昔も今も困ったことがあると、パパッと解決してくれる何かを妄想するのは変わりないものだなー」

とちょっとおかしくなります。

感染症予防の正しいニュースについては厚労省のページなどご覧いただくとして、

ここではもう一つ

「昔の人が考えた病気を退散させちゃうヒーロー」

を見て楽しくおしまいにしましょう!

ヒーローの名は『角大師』!

平安時代のお坊さん・良源さまが夜叉に変身! 人を病気にする疫病神をやっつけるモードになります!

かっこいー! ヒーローっぽい立ち位置!

良源さまは延暦寺中興の祖、18代目の天台座主(天台宗の最高責任者)でした!

史実ベースで重みがある! かっこいー!

角大師フォームに変身すると二本の角を持つ黒い体の痩身の夜叉の姿になります!

そのフォーム、仮面ライダー感ある! かっこいー!

それじゃあ見てみよう! 

出てきてー角大師さまーー!

〇元三大師こと良源(左)と角大師(右)(画像はパブリックドメイン)

…右の奴、ハーヒフーヘホーって言うよね…!?

〇「体に気を付けて今日の業務に行くのだぞ」

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