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訪問連だよりvol.14 第2回定期連絡会とちょこっと忘年会

日々の業務お疲れ様です!

連絡会がなんとなく! 雑談を! お届けします。

今回は研修のレポート。

11月22日(金)の令和元年度第2回定期連絡会から、 当日のグループワークで出た知恵を紹介します!

〇連絡会当日の様子(これは講義の写真)

先週のふりかえりですが、グループワークの流れはこんな感じです。

各グループ(5グループに分かれました)

「物取られ妄想」 「8050問題」

のうち、より取り組みたい事例について

・支援するうえで困難だと思われること ・ヘルパーとして、現場での対応策 ・サ責、管理者としての対応策

を皆で意見を出し合う。

まとめた内容は発表者が発表する。

以上!

さっそくご紹介ー!

事例検討「物取られ妄想」

4グループが物取られ妄想をテーマにチョイス。

どこの訪問介護事業所でも頭を悩ませていることが見て取れました。

・支援するうえで困難だと思われること

「物や現金を見せびらかす。それを手に取りやすい場所においてヘルパーが

盗らないか試してくる」

→まだ物取られの訴えはないが、そのように発展しやすいケース

「物を触ると『どこに持っていくの!』と怒鳴りゴミ出しも困難である」

「高価なものが盗まれたという訴え」

→CMに相談したが 「認知症の方だから仕方がない」となかなか対策が進まない

「衣類・下着などがなくなったと訴え、自身で部屋にカメラをつけたが、 今度はカメラに映ったサービス中のヘルパーを『部屋に立ち入っているのは あなただ』と疑うになってしまった」

「ヘルパーが自分の目を盗んで洗剤を盗んだと怒鳴る」 (※ヘルパーが自分の視界からいなくなると物取られ妄想が始まるタイプ)

「友人が盗んでいくとヘルパーに訴える」 「合鍵持っているアパートの管理人が盗みをするとヘルパーに訴える」 「自分の経営する店の客が盗みをするとヘルパーに訴える」

「見た目の気に入らないヘルパーに対して物取られ妄想が発生する (ヘルパーがたまたまご利用者と関係の良くない知人に似ていたという)」

「事業所への年賀状に『三億円を返して』と書いて送ってくる」 →CMに相談したが現在反応は無い

「全盲の方から物品を盗まれたという訴えがあった」

「買物サービスで5,000円預かりお釣りを渡したら

『10,000円渡したはず。お釣りを着服した』と言われた。

買い物サービス前バタバタして預かり金の金額を記録・互いに確認せずに買い物に出てしまった」

「実際にヘルパーが財布を預かっていてトラブルになったケースがあった」

(サービス上のルールが徹底されていなかったことから物取られの訴えになったケース)

もともとやっていないことをやっていないと証明するのは難しい…!

・ヘルパーとして、現場での対応策

※『金品見せびらかす方のケース』

「家族やKPと相談し『ヘルパーにお金を見せないで』と張り紙をした」

→他ヘルパーが「自分が疑われているみたい…」と不快感を訴える結果に

対応策の検討時にヘルパーさんとの相談や説明が十分だったか考えさせられるお話ですね…

『〇〇(ヘルパーではない誰か)が侵入して盗みを働くと訴えがあるパターン』

→傾聴の上、自分で警察等へ相談に行くことを勧めた

『全盲の方からの訴えの例』

→現状回復の徹底・物品の場所と個数の確認を行う

『物品をさわると妄想がはじまる方の例』

→触れないで済むもの・お金には極力触れない。動かすときは声掛けをする

『釣り銭など、ヘルパーが取り扱う現金のトラブル』

→出納帳の徹底、買物前に預り金の確認・帰ってきてすぐの釣り銭と物品の確認 など買い物サービスの基本ルールを守る

・サ責、管理者としての対応策

→大きいバッグを持たないようヘルパーに指示した

→透明バッグを用意し、そのサービス時に使うようヘルパーに指示した

→買い物で預かる金額を少額にした

…額が大きいと物取られスイッチが入っちゃうご利用者なのでしょうか? そういうのもありそうですね

→定期的に同行訪問しサービス内容の確認をする

→新しいヘルパーの初回同行は、ご利用者に信頼されているヘルパーにお願いする

…妄想のあるご利用者が、どういうわけか特定のスタッフにだけは妄想の矛先を向けず

「たった〇人の味方」として物取られ不安の吐き出しなどするケースはよくみられます。

理由はよくわかりませんが、味方に選ばれるヘルパーさんやケアスタッフは

やはりコミュニケーションが上手なタイプが多いようです

→(事業所を疑うので)警察に届けを出していただくよう促した

しっかり潔白を訴えるというのも手段の一つです。

→それでもヘルパー交代・事業者交代

という手段をとることもあります…

8050問題

「8050問題」に取り組んだのは1グループでした。

実はこの問題、同じ8050でも

「事業者は80代のご利用者のケアに入ったら、その息子世代のことでケアにも困難が生じている」

「事業者は50代のご利用者(障がい福祉サービスの提供が主)のケアに入ったらその親世代のことでケアに困難が生じている」

というパターンがあり、同じ問題として扱うことはちょっと難しいなと考えさせられました。 今後の研修運営の課題としたいと思います…

・支援するうえで困難だと思われること

「金銭的支援が必要だが導入ができない、進まない」

「健康な子世代がいるので生活援助はできないが子世代は動かない」

「サービス導入の権限が子世代にあるが必要と思われるサービスを断る。 家族対応を求めるが実現しない」

「親世代がご利用者ほか家族の障がいについて隠そうとして必要な情報が得られない」

・ヘルパーとして、現場での対応策

傾聴・受容・共感

…ご利用者だけでなく問題を抱えた家族との関係作りも検討するということですね

・サ責、管理者としての対応策

→8050はなかなか訪問事業所だけでは対応が難しい物で、サ責の対応といっても 今回はこれといったお話ができませんでした。

ケアチーム全体に、さらに行政も関わるようなケースとなるでしょう。

そこでチームにしっかり関われるようにやっていきたいものです。

…というわけで、グループワークまとめはこんな感じでした!

参加者みなさま、短い時間で活気あるワークどうもありがとうございました!

みんな似たようなトラブルで困っていると話し合ったり 知恵を出し合うことでスッキリのお手伝いができれば幸いでーす!

〇サポくん・ケアちゃん「また来てね!」

☆おまけ

別件ですけど12/17(火)は連絡会参加事業所の合同忘年会でした!

今年の幹事は通所連の皆さん。どうもありがとうございましたアンドお疲れ様でしたー

特に写真ございませんが厚く御礼申し上げます! 拙者、名を『いっつも写真撮り忘れ侍』と申す者にござる

飲み会のレポートというのもアレだし。

代わりに「忘年会」テーマに一句&一首詠みまーす!

拙者、名を『やることなすこといっつも唐突侍』と申す者にござる

年忘れこちらどなたの箸なりや 下足札かたんと忘年会終(しま)う 忘年や傘立てに傘置いたまま

(きっとすぐ忘れてしまうが)ぼくたちは泣くほど笑いそして別れた まだにんげんに戻りませんとわたくしは街灯の下のひとり影踏み

当日夜も雨の予報だったけど降らなかったんだな!

そんなところで今回はおわり!

それでは皆さま今日の業務お気をつけて! 行ってらっしゃい!

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