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訪問連だよりvol.18 えっ! 介護士の私が…侍!?

日々の業務お疲れ様です!

令和2年もなんとなく! 雑談とインフォメーションをお届け!

今週火曜日21日の福祉従事者交流会では、当会の山口副会長より 第3回定期連絡会の告知をいたしました!

〇福祉従事者交流会での様子

たくさんのご参加お待ちしてます定期連絡会!

概要

第3回定期連絡会 (NPO法人大田区介護支援専門員連絡会協力) いまだから知りたい訪問介護の使い方

日時 令和2年2月19日(水)18:30~20:00

会場 池上会館 2階 第2会議室

講師 横浜市福祉サービス協会 南介護事務所 所長 新井 仁子氏

告知終了! さて、話は変わるのですが。

わたし、見ちゃったんです…

スポーツ新聞なかほどのノリでお送りしています

…私たちがかつて、侍だった証拠を…!!!

~日本最古のホームヘルパー、その名は侍~

ヘルパーさんのいちばん古い形ってなーに?

と軽い気持ちで検索したらヒットしました奈良時代…!

思ったよりずっとさかのぼれた! サンキューインターネット!

754年に制定された養老律令という法令のなかに、 要介護者と公的介護者に関するルールが定められているのです。

そこで介護者のことを「侍」と書いています。

(どうしよう侍だなんて…来週からわたし帯刀しちゃう…?)

って思ったんですけど(要介護者の)そばに侍る(はべる)という意味で、江戸時代のお侍さんとはちがうものでした。ちょっと残念!

一度でいいからサービス担当者会議で「おのおのがた」って言ってみたいわぁ

さて、脱線しちゃったな。

養老律令におけるヘルパー派遣ルールはこんな感じ。

・すべての80歳以上の者・律令が定めた障害を持つ者にヘルパー(侍)1名を給付すること。 給付対象者の身分の貴賤は問わない。

・律令には障害等級表にあたる物があり、おおむね現在の重度知的障がい・精神障がい・ 認知症・両下肢不全・全盲にヘルパー派遣という規定だった

・ヘルパー(侍)は要介護者の子・孫の男子(21~60歳)から出すことが優先されたが、 身寄りのない者には外より「白丁」という無位無官の民の採用が義務とされた

行政による公的介護者の業務チェックが義務づけられていた。 官人はヘルパー(侍)を巡察し、法にのっとって仕事をしているか確認することとされていた。

ほか、律令には侍が給付される要介護者の税の減免制度などが明記されています。

申請主義ではなくて措置としての福祉ですね。

近親者ではない介護員がどれくらいい存在したのか、

彼らの介護はどのようなものだったかについては残念ながら資料がありません。

それでも1300年以上前に障害等級表にあたるものが存在していたのは驚き!

介護技術といった概念は当時あったのかなかったのか。

技術や倫理は一般化されてなくても、遠い遠い昔の侍ヘルパーの中には

要介護者の心に寄り添いケアをしていた人もいたのでしょう。

別件ですが、縄文時代の発掘物の中には、ポリオにかかっておそらく二十歳前後まで 生きた女性の人骨があった話があります。

(北海道洞爺湖付近の入江貝塚というところで見つかったそうです)

頭部の大きさに対して非常に細い両手両足の様子から、女性がほぼ動けない状態のまま生活していたことがわかるそうです。

つまり、縄文の昔から家族単位での介護はあったのです。

わたしはなんとなく大昔の人間を野性的な弱肉強食のものと考えていたのですが

(群れの中で弱った個体は置き去りにするとか共食いしちゃうとかそういうノリ)

実情はだいぶ違っていました。

わたしたちのお仕事は人を人たらしめるすごく基本的なところにあるのですね、

というお話でした。

これから心の中で侍を自称してサービスに行ってまいりたいと思います!

それでは皆さま今日の業務お気をつけて! 行ってらっしゃい!

〇サポくんとケアちゃん「連絡会来てねー」

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